『ポップンミュージック15 アドベンチャー』ロケテストレポート
★2007年1月12日(金)〜21日(日)に神奈川県・川崎PIAダイスにて実施された
『pop'n music 15 ADVENTURE』のロケテストの様子を書きます。
[2007年1月12日(金)ロケテスト初日]
2007年1月12日(金)12:00頃、JR川崎駅に到着。
先週末から一昨日まで扁桃膿炎(扁桃腺の症状が2段階ぐらい悪化したもの)で仕事を休むほどの状態だったので
代休であったこの日も早朝から向かうのではなく、お昼頃に到着できるようにあわせて向かいました。
ちょうど正午に到着したこともあってアゼリアの地下街へ向かうときに見えるからくり時計が
動き出して演奏しているのが見えました。脇の階段で子供達が見てたりしたのかな。(笑)
そして地下街を通って、いつも通り川崎PIAダイスのB2F側の出入口に到着。
開店から(恐らく)3時間半ほど経過したばかりだったのですが、
早くもポップンミュージック15のロケテストが実施されている旨の告知が出ていました。
出入り口付近でとあるお方とお会いして、ロケテストの様子をこの段階で聞けたのですが
既に50人以上が集まっていてプレイできる状況で無いとか…
恐る恐るいつもロケテストをやっているBEMANI関連が並んでいる場所へ向かうと、
これまでの川崎PIAダイスでのロケテストでは見たことが無いほどの人だかり…
左の写真の右側にはギタドラがあるのですが、それがプレイできるスペースがギリギリあるかどうかというほど
ビッシリと行列ができていました。(更に奥にあるデラはかろうじて行列にかぶらない場所になっていました)
待ち人数を数えてみたところ、やはり50人はいました。(ギャラリーを含めると60人ぐらい)
待ち時間を計算にすると、1人10分として8時間20分…末恐ろしいことになっています。(汗)
でもって今回のロケテストは、
スペースV1さんなどで2006年12月に伝えられていた
ポップン15で初登場するモニターを新しいものにした新筐体1台を使用したもの。
これまでは川崎PIAダイスに設置されていた3台のうち2台をロケテスト用にソフトを入れ替えて
実施してきていたので、これまでとは違った形でのテストとなりました。
それにしても2台を使用して2時間待っていたことを考えると、やはり1台での実施は厳しかったかなと…
ところで今回のバージョンを見ていて気になった点を幾つか以下に記載します。
○今回のロケテストのプレイ料金はいつも通り1プレイ200円3曲。
○選べるモードはENJOYモードとチャレンジモード(超チャレンジモードもあり)の2つのみ。
○ENJOYモードを選んでいる方がいましたが、残念ながら今回のロケテスト仕様では
15で初登場となる新曲が1曲も出現しませんでした。遊ぼうと考えている方は要注意!
○チャレンジモードでは、ノルマからオジャマ関連のものが一切消えてしまっています。
スコア、コンボ、NO BAD、ALL GOODのみとなっています。(超チャレンジも同じ)
○前作14のロケテストの仕様と同じく、1曲目で高いノルマポイントを獲得すると
2曲目からEX譜面が出現します。更に高いポイントを出すと3曲目でも出現します。
○オプションではHI-SPEEDオプションが0.5刻みで選択可能となっています。(HS1.0〜6.0)
○判定ライン部分でGREATやCOOLをとるとポップ君が爆発する演出がありますが、
今回は花火が大きくなって爆発するような感じです。ただしその演出のスピードが
いつもより若干遅く、次のポップ君がそこに巻き込まれて見辛く思えることがありました。
以上が自分が見ていて気になった点です。
うーん、ENJOYモードで新曲が選べないのは酷いなぁ…
ポップンは元々ユーザー層が初心者からマニアまで幅広いというイメージのあるものなので
いくらロケテストとはいえ初心者にきっちり配慮された形でやって欲しかったですね。
これだと“ENJOYを選んでも意味無いよ”と言ってるようなものです。
チャレンジモードだと敷居が高いというユーザー向けに用意されたモードであることを
再度考えていただきたいと思いました。
それから恒例となっているロケテストノートもちゃんと置かれていました。
ただ今回はいつもより大きいサイズで、表紙裏には恒例のイラストも付けられています。
自分が見た段階ではまだ1ページ目だったので殆ど書かれていませんでしたが、
やはり『プレイできる筐体数を増やして欲しい』というものがありました。
これだと体調を崩す人が出てくるんじゃないかな…まだロケテスト期間があるので心配です。
ふと後ろ側にあるギタドラとかデラを見ると、
こんなポップン15のロケテストを告知するポップが貼られていました。
いつもならトイレとかにも貼ってあったりするのですが、今回はそこまではやってないようです。
そんな感じで1時間ほどロケテストの様子を見ていました。
印象として、まだまだ開発を進めている段階というのがよく分かる状況でした。
確かにこの段階で新基盤2組とソフト2組を用意するのは難しいかな…(新筐体となれば尚更)
できることなら期間途中からでも構わないのでプレイできる台数を増やして欲しいものです。
因みに新筐体の目玉ともなっているフラットモニターとなった画面ですが
自分はかなり見やすい印象を受けました。ただ実際にプレイをするとこれがどうなるのか難しいところですが…
※ちょっと耳にしたところだと感覚がやはりちょっと違うという人がいるみたいです。
稼動予定は2007年4〜5月頃、収録曲もワンピースの曲やパーキッツの曲があったりと
かなり期待できそうなものだったので今から楽しみです。
体調がよくなったら再度行ってみようと思います。
[2007年1月20日(土)ロケテスト最終日前日]
2007年1月20日(土)11:30頃、川崎PIAダイスに到着。
先週来た時は病気から治りかけの状態でしたが流石に1週間も経過して体調も良くなり、
今度は実際にプレイをしたいと思ってロケテストへ向かいました。
流石にロケテスト実施から1週間が経過したのと色々なサイトさんで情報が掲載されたこと、
そして今日はセンター試験1日目ということももあってか、初日のような大混雑という訳ではありませんでした。
それでも待っている人数が20人(約3時間待ち)というは凄いことですが…
因みに右の写真のように行列に並ぶ入口には「お1人様の1PLAYの目安は8〜10分程度」と書かれていました。
一応並ぶ上での注意事項のようですが、ちょっとこれでは説明不足ですね。
ところで今回のロケテスト参加者を見ると、
男女比率ではほぼ半々といったところ。(時には女性が多くなった時もあった気も。)
そして目立ったのが小学生ぐらいの子が並んでいたこと。
ロープの外ではその子供の親と思われる人が2,3人いて並んでいる様子をじっと見ていました。
途中で声をかけて飲み物を渡したりとか、一時的に並んでいるのを変わって(恐らく)お手洗いに
行かせていたような様子も見られました。改めてポップンユーザーの幅の広さを感じた時でした。
それにしても約3時間も待つような行列に子供を並ばせているのですから親は心配だろうな…ご苦労さまです。
あとポップンのロケテスト独特の風景としては、
ノートを持った状態で画面を見ながら初登場のキャラのイラストを描いている人がいること。
以前のバージョンのロケテストでも見られた光景ですが、今回も何人かのかたがやっていました。
中にはファイルに便箋とかをたくさん挟んでいた人も・・・並んでいると方向によっては自然と見えてしまうんですよね。(^^;)
でもってロケテストノートにも、やっぱりイラストを描いている人がいるようでした。
自分がプレイしていた時には全身黒づくめの人が何かノートに書いていたのですが、
プレイが終わってから見たらKagomeのイラストを描かかれていました。たぶんコレ描いてたんだろうなぁ。
イラストはかなり綺麗でしたね、あの短時間でよくできますよ…(※コメントには「かごめの新曲を!」って書いてありました。)
そういえばそのロケテストノートですが、
初日はトイレ前の行列を誘導するロープの外側にあったのですが、
今日見たところ写真のようにポップン新筐体の左側のスペースに移動していました。
またノートもあの大きさにも関わらず残りページが少なくなっていました。
自分がざっと目を通した限りだと、やはり「3時間待ちました…」とかプレイした感想以前に
実施環境を何とかしてくれ、といった主旨の意見が目立ちました。
確かに1台のみでの実施というのが大きなネックになっているのは確かですが、
お店側も整理券を配布したりとか対策は十分とれたと思いますすが…
開店時のダッシュ問題ともあわせて改めて検討しなおして欲しいものです。
でもって自分も並んで待ってて3時間が経過した14:30頃、ようやく順番が回ってきました。
ここまでの間でひたすら撫子ロックとガールフッド、そしてピンキッシュが聞こえていたので
いい加減に別の曲で遊ぼうと考えていました。またプレイする人はHYPERやEX譜面を選ぶ人が多くて、
中には1曲目に旧曲を選んで2曲目から意地でもEX譜面を出してプレイするような人もちらほら見られました。
そんなにNORMALや5ボタンって需要が無いのかな…ということで自分はチャレンジモードの5ボタンを選びました。
ついでに各曲のLVも調べてみました。その結果は以下の通り。(※曲リストのベースは
BEMANIwikiを参考にさせていただきました。)
ジャンル名 |
曲名 |
キャラ |
bpm |
5 |
N |
H |
EX |
交響的物語 |
駕篭の鳥 / Naya~n交響楽団 with 坂本頼光 |
Parrot |
136 |
10 |
16 |
23 |
39 |
ワンピース |
ウィーアー! / ♪♪♪♪♪ |
ニャミ |
168 |
8 |
16 |
24 |
34 |
ニューソウル |
My Own Swan / Redshift |
マリィ |
134 |
10 |
17 |
25 |
34 |
シャイポップ |
ネガイゴト / 肥塚良彦 |
OJ TSUYOSHI |
138 |
7 |
17 |
25 |
33 |
ウォーリアー |
THE MAN FROM FAR EAST / WORLD SEQUENCE |
INARI |
118-128 |
12 |
18 |
26 |
31 |
エンシャントユーロ |
In The Ruins / good-cool feat.CHiCO |
Nadi |
156 |
14 |
19 |
35 |
41 |
ガールフッド |
ロクブテ / 水玉フミッパーズ |
みっちゃん |
178 |
10 |
19 |
30 |
38 |
ピンキッシュ |
つぼみ / パーキッツ |
ポエット |
156 |
10 |
19 |
27 |
32 |
フューチャーフュージョン |
∞space / MASUMI |
sirius |
160 |
11 |
19 |
27 |
36 |
ヴェネツィアーニ |
Canal Grande / Q-MEX |
DIAMANTE |
208 |
12 |
21 |
29 |
37 |
ケンドーロック |
ギターケンドー / マキタ学級 |
GITA-KEN |
176 |
15 |
22 |
34 |
40 |
撫子ロック |
凜として咲く花の如く / 紅色リトマス |
KANOKO |
163 |
13 |
24 |
33 |
40 |
因みにこの中で自分がプレイしたのはワンピース、交響的物語、そして…撫子ロック。(^^;)
使用するキャラ選択画面でキャラを見ていったのですが、やっぱり撫子ロックを担当するKANOKOの2Pカラーが
どうしても気になってしまって選んでしまいました。そうなると曲も選びたくなるのが心情。(苦笑)
そういえばKANOKOの着ている衣装って
卓矢エンジェルのように見えたのは自分だけでしょうか。
さて、実際にプレイした感想ですが…
やはり各方面でも書かれていた反応が遅いという点、かなり気になりました。
ポップンロードのたぬさんも書いていらっしゃいますが0.3秒ほとという微妙な間隔なのですが、
それを意識してGREATを出そうとすると判定ラインよりかなり上のほうで叩かないといけないような状態です。
現行のバージョンであれば自分の感覚だとGOOD狙いをするような状態、それでは違和感を感じますよね…
こればっかりは何とかしてもらわないとbeatmaniaIIDX 9thstyleで大騒ぎになったような事になりかねないので
ぜひとも製品版ではバッチリ直して発売していただきたいものです。
あと曲選択中に一瞬ですが画面が止まることもありました。頻度は少ないので影響は少ないですが、
このままフリーズなんてことも考えられるので、これも原因を特定して対策をとっておいて欲しいものです。
あと、1月12日の時点では気がつかなかった点があったので幾つか列挙してみます。
○最初のモード選択画面でキャラ選択をする時、中央部に選択キャラが2個映し出されて
そのうち右側のほうがアニメーションをしていました。恐らくプレイ中のキャラの動きを表示しているのでしょう。
○曲選択画面で、カテゴリ分けの中に“ee'mall”が追加されていました。
○プレイ画面で、GREATやCOOLなどフォントが現行のバージョンと比べると微妙に違っていました。
○チャレンジモード・超チャレンジモードにおいて、チャレンジノルマを選んでゲームスタートさせる時、
これまで選んだノルマ2個が表示されると同時に「ARE YOU READY?」と掛け声がしてプレイが始まりましたが、
今回はノルマが表示された後に文字で「ARE YOU READY?」と表示され、間もなくプレイがスタートしました。掛け声はありませんでした。
○筐体上側にある看板のところに「1998-2006」と「Yoshihiko Ota(太田プロデューサー)」の表記がありました。
といったところで今回のロケテストレポートはこれで終了とさせていただきます。
とにかく落ち着かなかったロケテストでしたね…
このあと1/23(火)からは大阪のラウンドワン梅田でロケテストが実施されるようですが、
今回の川崎PIAダイスでのロケテストのような混乱が無いことを願います。
そして是非とも改めて関東エリアをはじめ全国各地でロケテストを実施していただきたいものです。
HI-SPEEDオプションの変更に伴ってスピードの調整もされたようですし
各方面から意見を聞いたほうがいいような気がしますし。
稼動予定まであと3〜4ヶ月、スタッフの皆さん大変だと思いますが、
約1年振りのバージョンアップですし頑張って欲しいと思います。
それでは今回はこれにて。