『アラビアントレジャー』ロケテストレポート  

★2009年12月18日(金)〜12月25日(金)に千葉県:クラブセガ幕張にて実施されている
『アラビアントレジャー』のロケテストの様子を書きます。



2009年12月20日(月)21:00頃、クラブセガ幕張に到着。
ここしばらく海浜幕張駅周辺に来ていなかったので、朝からの仕事が終わってから何気なく来てみました。
今回は本当に目的も無く、どちらかといえば夕飯をこの周辺でふらっと寄って食べようかなーと思っていたくらい。(笑)



そしてお店に近づいてみると、何やらロケテスト告知のポスターを発見。
『アラビアントレジャー』というメダルゲームで、実施期間は2009年12月18日(金)〜12月25日(金)と書かれていました。
お店に入ってみると、レトスロコーナー近くに筐体が置いてあって、近くにはテーブルが置かれて
アンケート用紙と用紙を入れるボックスが置いてありました。
またセガのかたと思われるかたが2人いて、マシントラブル発生時などに対応していました。
開発状況がまだまだという状況なのか、自分がプレイしていた時も何度か機械を止めて調整していました。


では、このゲームについて書いていきます。

【筐体の仕様について】
『アラビアントレジャー』はコナミのスピンフィーバーのような形をしていて、4組までなら同時にプレイできるプッシャー型のメダル機でした。
また各プレイヤーの筐体内部の外側部分には、後で説明するイエローボーナスのステップ状況や
RED JACKPOT・BLUE JACKPOTの現在の数値が表示されています。なお、この2つのJACKPOTは4組共通となっています。

中央部にはポスターに描かれている液晶を搭載した駆動物が回転しています。
駆動物はメダルの排出機能を備えていて、JACKPOT発生時に両翼と液晶部裏側に作られた誘導部を使ってメダルを払い出します。
その下ではたくさんの小さなボール(ビデオゲーム筐体のレバーを握る部分の大きさ)と大きなボール(ファンタジックフィーバーのJACKPOT CHANCEで使われるやつ)、そしてメダルが回転テーブル上にばら撒かれていて、テーブルが回っています。
そしてその中央部にもプッシャーをする部分が存在します。
中央部の回転テーブルからプレイヤーに近い部分にはメダルやボールを受け止められるようなトレイ部分があって、
回転テーブルが動いたときなどにメダルやボールが溜まるようになっています。

プレイヤーが座って手前部分はメダルを揃えられる溝があります。
また、その溝の奥側のスペースを使って直接カップにメダルを流し込めるような作りになっています。

フィールドにはメダルとボールが落ちていて、それを落とすことが目的となります。
因みにフィールドから落ちたボールはボールゲートで種別を判別された後で中央部の回転テーブル部に戻されます。


【ゲームの仕様について】
先にも書いたように、フィールド部からメダルやボールを落としてゲームを進めていきます。
小さいボールは4種類あって、以下のような役割を持ちます。

・PINK BALL
⇒一番多く存在するボールの種類で、これが落ちると各プレイヤーの席の筐体内部の外側部分に取り付けられた部分のうち
 王冠マーク、鍵マーク、20WIN、5WINの4つのマークが円状になっているルーレットが回って抽選が始まります。
 20WINと5WINはその数値の分だけフィールドにメダルが払い出されます。
 鍵マークは、これが7つ溜まるとEXTRA BONUSとして、先に書いた中央部の回転テーブルから
 プレイヤーに近い部分にあるトレイに溜まったメダルやボールがフィールドに流されます。
 場合によってはボールが直接落ちることもあります。
 王冠マークは後で説明するBONUS PUSHERに挑戦することができます。

・YELLOW BONUS
⇒イエローボールが落ちると、筐体内部の外側部分に取り付けられた部分にあるステップ表示のうち、
ボールが落ちた段階で光っている数値の分だけメダルが払い出されます。そのあとでステップが1つ進みます。
このステップ表示は5〜120まで記載されていて、5ずつ増えていきます。
またこの数値のうち、45、85、115は特別なものとなっていて、
BONUS PUSHERに挑戦できる時にいいことがあるようです。後で説明します。

・GREEN BALL
⇒イエローボーナスのステップ数が増えたり減ったりします。
 筐体内部の外側部分の中にランプがあって、+1、ドクロ、+3、−7、+1と並んでいます。
 グリーンボールが落ちると抽選が始まって、いずれかが選ばれます。
 +1と+3は書かれた分だけステップ数が増加、−7はステップ数が7個減ります。
 そしてドクロはこれ1回で一気に初期状態(5枚)になってしまいます。

・PURPLE BALL
⇒落ちると一気にBONUS PHSHERに挑戦できます。


【BONUS PUSHERとJACKPOTについて】
ピンクボールが落ちて王冠が選ばれた時やパープルボールが落ちると
BONUS PUSHERのチャンスが与えられます。
これは中央部にある回転テーブルにあるプッシャー部を動かすことができ、
制限時間(30秒)があるものの、回っているものからある程度狙って押しだすことができます。
またプッシャーの力も4段階あるようで、ピンクボールの抽選で使う王冠マークのランプの下に
1,2,3,4と書かれたランプがあります。1が一番弱くて、4が一番強いようです。

ここから大きいボールを押しだすことができるとフィールドに落ちて、
更にフィールドから大きいボールを落とすと、ボールの色によって3種類のJACKPOT獲得のチャンスを得ることができます。

・BLUE JACKPOT
⇒筐体内部の外側に取り付けられたところに表示されているもののうち
“BLUE JACKPOT”と書かれた枚数分のメダルがフィールドに払い出されます。

・RED JACKPOT
⇒中央部の駆動部にあるモニターにルーレットが表示されて、JPと書かれた部分に当選すると
筐体内部の外側に取り付けられたところに表示されている“RED JACKPOT”の数値分メダルが払い出されます。
ルーレットにはJP、HARF JP(RED JACKPOTの数値の半分)、200WIN、150WIN、100WINの5種類を確認しました。

・YELLOW JACKPOT
⇒中央部の駆動部にあるモニターにルーレットが表示されて×2、×3、×5、×10のいずれかが選ばれるようです。
 このJACKPOTはイエローボーナスのステップで光っている部分の数値に
 先ほどの倍率を掛けた値に更に+100枚を加えた値の分だけ払い出されます。

BLUE JACKPOTとRED JACKPOTの数値はゲームを進めていくと徐々に増えていきます。
ただしそれがメダル投入枚数なのか、各種払い出しがあった際の枚数が反映されたものかなど、何が関係しているかは不明です。
因みに自分がプレイしていた時は、RED JACKPOTが350、BLUE JACKPOTが178のときに
RED JACKPOTを獲得してフィールドに350枚が払い出されました。そのあとで数値は204に戻りました。



以上がゲームの流れやルールになります。ちょっと分かりにくいかも知れません。
それから自分がプレイした感覚だとメダル持ちがかなりいいように感じました。
ただし、ロケテストの仕様だからなのか分かりませんが
ピンクボールの抽選で選ばれる鍵マークが常に4つ以上となっていたので比較的ボールやメダルの払い出しが多かった気がします。

あと気になった点としては、それだけボールが落ちやすい状況になっていたせいか
中央部での抽選が多く、誰かが抽選している間は待っていないといけない状況であったため
あまりスムーズにゲームが進んでいる気がしませんでした。
それと、やはりグリーンボールが落ちた時のイエローボーナスの数値変化でしょうか…
−7が出てしまい一気に初期状態まで戻ってしまいました。
増えるカウントが少ない割にリスクが大きい気がしました。この点についてはアンケートでも書いて出しました。

ただ、最近の大型メダル機が増えている中でこういったコンパクトなサイズのものが出てくるのは
ちょっと楽しみですね…メダル持ちがよかったり、大量のメダルやボールを落としたりするなど
見た目の派手さもあるので、どういった形で製品化されるのか期待したいです。



といったところで、今回はここまでとさせていただきます。
読んでいただきまして、ありがとうございました。m(_ _)m